盛和塾№8 原点を見失わない
山登りをするときは、突然霧に包まれ視界ゼロという状況に突き当たる危険に常にさらされています。
そのときは、ルートを見失って遭難してしまわないよう、再度ベースキャンプに戻ってやり直さなけれ
ばなりません。
これは、難しい研究分野に挑戦することや、新規事業に乗り出すときにも当てはまることです。
新たな領域では、何度も壁に当たり、行き詰ることを経験します。そのような局面では、当面の問題
点の克服だけに終始してしまいがちです。しかし、何とかそれをクリアしたとしても、目標に対して若干
のズレが生じることがあります。そして、何度もその場、その場の問題を解決しているうちに、いつのま
にか当初の目標からは大きく逸脱してしまうこともあるのです。
本人はいくつもの生涯を乗り越えてきたので、それで満足しているかもしれませんが、結果は本来
のせいこうとはほど遠いものになってしまっているのです。
その場限りの判断をし、原点に立ち返ることがないために、このような結果を生むのです。原点を見
据え、ものごとの本質に立脚した判断こそが、未踏の領域で成功をもたらすのです。

